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【コラム】Holiday? Vacation? Day-off? どれが正しい?

2022-08-17

「休み」や「休暇」を表すのに迷う方も多いのが、これらの表現の使い分け。一般に言われるのは「祝日」などの「日」単位の休みをholiday、「夏休み」のようなまとまった休みをvacation、本来仕事などがある日にあえて休みをとることをday-off、といった具合です。では、果たしてこれらで正しいのしょうか。

 

まず、holidayについて。元々はholy(聖なる)とday(日)がくっついて出来た単語。由来からすればいわゆる「国民の休日」(public holiday) を指すのにholidayが適していると言えるでしょう。例えば “In America, Christmas Day is a holiday.”(アメリカではクリスマスは祝日)と。しかし、実はイギリス英語を使う国々(主に英国、オーストラリア、ニュージーランド)では「祝日」は一般に bank holiday(銀行の休日)となり、holidayは例えば “Mr. Taylor is on holiday at the moment.” (テイラー氏は現在休暇中です。)というふうに使われます。

 

また、holidayを複数にしてholidaysにした場合はまとまった休暇(夏休み、冬休み、春休みなど)を指すことができます。一方、アメリカ英語ではまとまった休みのことを一般にvacationと表現します。”Mr. Taylor is on vacation at the moment.” と言った具合です。

 

つまり国によって表現がかわることがわかります。「夏休み」の場合、イギリス英語では “summer holidays”, アメリカ英語では “summer vacation” と。

 

では、day-off はどうなるのか。一般には働く人や学生が休みをとったり、行事などで祝祭日以外の「休日」がある場合に使います。” I have a day-off tomorrow as it’s our foundation day.” (明日は創立記念日のため、休みなんですよ。)と。あるいは “Next month, we have 3 days-off.” (来月、休みが3日あります。)、と。ただし、この「3日」の休みが「連休」とは限りません。「連休」を強調する場合は consecutive を使いましょう。”I will take 5 consecutive days-off next year.” (来年は5連休をとります。)と。